久しぶりに挑んだ小説。書き方を完全に忘れていて、文体が変わっていると思います。
あと、言葉が全然出てこねぇ……つれぇ……。
小説 ホラ吹きジョンのお話
◇ジョンという男
元遊牧民族で現在は定住生活を送っています。40歳くらいのおじさんです。本当に普通のおじさん。腹も出ている。
モブなので、特に容姿の描写はしませんでしたが、白髪が混じり始めた黒髪で、中背小太りって感じです。
娘が二人おり、上の子はよそにお嫁に行きました。今18~20歳くらい。シャーリーと言います。
一緒に暮らしている娘アビーは今10歳です。
ジョンというめちゃくちゃ普通の名前で、遊牧民族っぽくないのですが、ゲームに登場しないオリジナルのモブに凝った名前をつけるのもおかしいので、このままになりました。ひょっとしたら、遊牧民族っぽいミドルネームみたいなのがあるのかもしれません。
◇ワスプ退治
ジルオールの退治依頼って、例えば「ワスプ倒してきてくれ」って頼まれて、ダンジョンに行くじゃないですか。ワスプいっぱいいることがあって、こっちのワスプとそっちのワスプと何が違うのか教えてほしいよね。
こいつか、と思って倒したら別に何もなくて、こっちかって別のを倒したら「じゃあ帰ろうか」って言われたり。印か何かついてる? 最初のやつでいいだろ!……ってなる。
というわけで、こういう形の魔物退治となっています。現代でいうと、スズメバチの巣撤去作業みたいですね。役所から委託されてる業者みたいな。
パーティー面子は何となくエルファスを想定してなくて、エステルとヴァン&ナッジっぽいなと思ってました。エルファス生存世界線なのかはよくわかりません。
あの世界はあの世界で、ちゃんと生態系がなされていて然るべきと思うのですが、なぜそんなに頑なにプレイヤーを狙ってくるのか。カエルまでこっち狙ってくるじゃん。カエルが人間を狙うな。
◇藤尾のやらかし
このお話は『驟雨』というネメアさんの子供時代の話から派生している話です。なので回想シーンの少年時代の時期を変更するのが難しかったため、春~初夏にかけての話になっているのですが、これ、致命的な欠陥があるんですよね。
賢者の森の近くの平野ということは、ディンガルの領内で考えれば南の方です。春とか夏の暖かい時期に南の方には来ないだろう。南の方に降りてくるのは冬のころですよね、普通に考えれば。
この遊牧民族は冬の時期にどこに移動するんでしょうね。
間違っちゃったなー。『驟雨』のときにすでに間違ってた。全然、気づいてなかった。子供たちに川遊びをさせたかったんだねぇ。
◇森から来た少年
言わずもがな少年ネメアさんなのですが、このときからすでに美形で体が大きいです。名前を名乗ってしまうとバロルの邪眼に見つかってしまうので、猫屋敷の外で名乗ることができません。
あと、『驟雨』では
ネメアは彼らのことを名前も知らない。彼らもネメアのことを知らない。それでも普通に遊んでいられるから、子供というのは不思議である。
と書いたのですが、がっつりスージーが名乗っているしみんなお互い名前を呼び合っているのでネメアは彼らの名前を知っていますよね。
……へへへー。
前日譚ってこうなるから、つじつま合わせが難しいんだよね。
ちなみに、おわかりでしょうが、スージーの初恋です。というか、この集落の女の子のほとんどが森の少年に恋をしました。程度の差はありますが。
ネメアさんはディンガルの初恋泥棒であって欲しい。
ジョンがスージーに対して恋心があったのかどうか。あわーいものがあったかもしれません。それよりも鮮烈なものに心を奪われてしまったので恋心は消えてしまったかもしれませんね。
ちなみに、ジョンの奥さんはスージーではありません。スージーはよその男と結婚して、どこかの村で幸せに暮らしているでしょう。
◇乗馬
普通、初心者を引き綱もなしに馬に乗せるということはしないのですが、この遊牧民はスパルタなんでしょうね。
初心者を馬に乗せてしまうと、馬が混乱してよくないそうです。初心者は馬に命令を出すのが下手くそですからね。だから、観光牧場とか乗馬クラブでの乗馬体験では、大抵クラブのスタッフさんが馬の綱を引いて、馬をちゃんと誘導してくれるんですね。
馬としっかり信頼関係ができていないと、ちゃんと乗せて走ってくれないそうですよ。
◇復興途中のエンシャント
本編が終わった後はもうサザエさん時空というか、特に時間経過を考えていないのでこれが神聖王国歴の何年なのか決めていません。そのため、エンシャントめっちゃ早く復興するやん問題が発生します。
めっちゃ早く復興したんでしょう(適当)
街の半分瓦礫なのに、パレードなんてしていいのかと思ったが、エンシャント市民はネメアさん大好きだから、推しの姿を見たら元気出るから。
◇幻の展開
今回の話は子供の頃仲良くしていたネメアとジョンが、生き別れて、お互いの人生を歩んでいく……って流れになって、二人は再会しなかったのですが、実は最初は再会させようかと思っていました。
パレードの途中、アビーが人さらいにさらわれてしまい、それをパレードそっちのけでレインとネメアが追いかける……みたいな内容でしたが、私は書いてて楽しいと思いますが、話はすっきりしないなと思ってやめました。
結局、ネメアとジョンの人生はこれ以降交わらないまま、というのがお話的にすっきりしてるかなと。
ジョン親子たちはこれからも山あり谷ありしながらもいわゆる日常を歩んでいき、獅子親子は日常がすでに非日常なので、その対比がこっちのほうがうまくいくかなぁと思いました。
◇獅子帝とホラ吹き
ジョンはいいやつなので、かつての友人が生きていて、元気にしていることを純粋に喜びました。嬉しかったでしょうね。
ジョンがホラを吹くのは決して自慢話ではなく、かつての友人が偉大な皇帝に成り上がったのを純粋に嬉しく思っているだけです。
例えば、あの集落で過ごしたかつての子供たち、スージーやアントンが彼の自慢話を聞いたら、同じように驚いて、同じように嬉しく思うでしょう。
一方で、ネメアは一緒に遊んだ彼らのその後を知りません。でも、彼らのことはしっかり記憶に残っていて、勇者ネメアの礎になっています。
勇者の礎とは、要は世界を救う動機のことです。
世界を救おうというのは素晴らしいことですが、あまりにも突拍子がありません。特にネメアの育った環境は特殊で、森の中で全てが完結してしまう人間関係です。
そんな彼が青年になって、自分の出生の秘密を知り、「世界を救うか」と立ち上がるとしたらあまりにも行動が突飛すぎると思います。
そんなんもうサイコパスやん。
別にサイコパスでもいいんですけど。
まぁ、それよりは色んな人と関わりがあって、「ああ、こういう人たちを守りたいな」と思うほうが自然な気がします。
私は英雄らしい人が英雄的行動を取る源流に、こうした名もなき人々がいるのがとても好きなので、レインやネメアの行動理由には名もなき人々が登場します。
◇獅子帝と小獅子殿下
レインの新しい二つ名『小獅子殿下』です。
エンシャント市民が「エリュマルクに見つからないように隠されて育てられた」とか言ってましたが、別に公式にそういう発表がされてるわけではないです。「ネメア様の隠し子ってことは、きっとそういうことなんやろなぁ」っていう願望です。
エンシャント市民、ネメアのこと好きすぎる説。
不義密通の嫌疑かけられても人気に衰えがないんだから、隠し子ごときで揺らがないよ。
あと、最初は「バロルに見つからないように~」だったんですが、年代が合わないのでエリュマルクのせいになりました。冤罪をふっかけられる気分はどうだい?
レインに呼ばれてほいほい来ちゃったネメアさんですが、周りの大人たち大変やろうな……。この後ちゃんと怒られてるので大丈夫です。
◇モンキー!
ネメアがやった立ち乗りは、いわゆるモンキー乗りってやつです。今の競馬騎手がやってる乗り方ですね。
前傾姿勢で馬の背中に体重がかかりづらくなるので馬が走りやすくなるのはもちろんですが、実は騎手の重心移動が少ないのが大事らしい。普通の乗り方だと、どうしても人間が上下に揺れるので、早く走れないようです。
普通に尻を鞍に乗っけて走る走り方を天神乗りといいます。作中でネメアにも言わせましたが、騎士ならモンキー乗りをする必要がないので、レインは天神乗りしか乗り方を知りません。
そもそもレインはディンガル軍に従軍してから馬の乗り方を習ったので、3年くらいしかまだ乗馬経験がありません。いかに体重が軽かろうが、ネメアに勝つのは無謀です。
でも負けが見えていてもとりあえず挑んできてくれるのが、ネメアさん的にはオールオッケーなんでしょう。
一応、口で何のかんのと言いつつ、この後レインにモンキー乗りを教えてあげてると思います。実はレインは一度だけ軍馬を立ち乗りしたことがあるので、意外と簡単にモンキー乗りを会得できるかもしれません。
◇ネメアの人となりの話
これはネメアの人となりの話です。
ネメアはキャラクターとしてのイベントがない(彼のイベントはジルオールのメインストーリーだからね)ので、セリフとか交流があんまりないのでキャラクターが見えにくいんですよね。
なので、プレイヤーのイメージのブレが大きい人だと思うのですが、私はネメアの人間らしさが好きなので、自分でこういうストーリーを捏造するときはものすごく人間臭くしてしまいます。
超人的で、超然としたネメアさんも好きですが、実は気のいいあんちゃん的なネメアさんがとても好きです。
