第96話 二人の魔人 解説

 ネメアさん一対二やないか。

 
◇ズンドココンビ
 ネメアファン倶楽部1号2号は、個々だと真面目で優秀なのに、二人になるととたんにズンドココンビになってしまう。

 ベルゼーヴァがレインの援護をしているのは、ネメアにそう命じられたからですが、失敗だったかもわからんね。

◇世界一愛しい弱点
 何かバルザーよりザハクのほうが強いみたいになってしまったけど、別にそういうわけではないんです。
 ザハクの戦い方と相性が悪いというのもあるんですけど、ネメアの戦い方が変わってしまった、というのが大きかったりします。
 バルザー戦ではまったくレインのほうを気にかけていなかったネメアですが、エルアザル戦を含め、ラストバトルでは常にレインをかばうように動いています。そのせいで、動きに制約がかかっているのです。気が散ってるんですね。

 レインはネメア最大の弱点ですが、そんな自分の弱点が愛しかったりするのです。

◇アラフォー
 我が家のネメアさんはもう37歳なので、普通の人間で考えれば体力的にかなりきついと思われる。
 にもかかわらず、最前線の最前衛であんな馬鹿でかい槍を振り回しているのは、さすが半魔人だと言わざるを得ない。

 ネメアの肉体がピークだったのは、20歳前後のバロル討伐時点です。さすがにそれから20年近く経っているので、だいぶ劣ってはいます。
 が、それでも今、体力的にピークを迎えているレイン(全快時)とネメアが戦ったら、ネメアが勝ちます。
 女の子だからね、体力的に劣るのはしかたないね。レインが男主人公だったら、若さで圧勝だったろうに……。

 魔法が得意でない女の子のレインが、前衛として戦えているのは、魔人の血が入っているからです。ほかの男相手なら魔人の血で何とかできますが、ネメアがその血の素なのでレインはネメアに勝てないです。同様に、バルザーにも勝てないでしょうね。

◇ザハク
 ザハクの元ネタはゾロアスター教のようですね。「ザッハーク」という悪王らしいです。

 このザッハークも肩に蛇がついていて、蛇に食べさせるために国の若者を毎日二人ずつ生け贄に要求したそうな。
 で、結局英雄に倒されるけど、暗黒竜になって復活するとか何とか。まさに徒労である。

 ところで、ゲーム中のザハクはカウンターとラッシュの使い手で、蛇を炎にしたり氷にしたりはしないんですけど、ただの格闘相手だとちょっと派手さがなかったので蛇ちゃんたちにがんばってもらいました。
 何かSO2のアシュトン思い出した。

 カウンター→ラッシュでいっぱい殺されたなぁ。

◇破滅の槍
 エンサイによると破滅の槍の力を解放しすぎると、使用者が闇に落ちるらしいですね。

 完全にその設定を無視して、破滅の槍を多用しているわけですが。まぁ、このネメアさんはレインがいれば闇に落ちそうにないから、いいかなと思わなくなかったりします。

 なお、ネメアさんは前にバルザーと戦ったときに、彼がほとんど破滅の槍の力を解放してなかったことを思い出して、ちょっと複雑な気持ちになっているといい。

◇獅子帝との約束
 体の表面に電撃を這わすとか、もう人間じゃない。
 ネメアさんは平然と立ち上がっていますが、痛くないわけではないです。ダメージは入っています。

ネメア「魔人の血を持っていないよい子のみんなは、絶対にまねをしないように。獅子帝との約束だ!」
レイン「はーい」
ネメア「えっ」
レイン「えっ」

 レインもやろうと思えばできるだろうけど、ダメージが半端じゃないからやらないほうがいい。

◇無断使用
 勝手にレインのナイフを使ってるけど、レインがナイフを使おうとしたらどうするつもりだったんだろう。

ネメア「……その発想はなかったわ……」

 何でないのや。

◇ネメアの心配
 ネメアがしきりにレインに「大丈夫か」って尋ねてるのは、もちろん肉体的な話もあるけど、それ以上に精神的なことを考えています。

 大丈夫か、って聞かれて、もう無理です、って答える子ではないけど、他にどうしようもないし、ネメアさんにとっても辛いところだろうなぁ。