この話、あと20話程度で終わるんですよ(驚愕)
でもこのあたりから推敲どころか、第一稿もよくできてない話とかある……。
◇オリジナル注意
いや、さすがにね、イズが出てたら注意せざるを得ないでしょう。
そういえば、ネメア視点のときにレインのことを地の文で「娘」と呼んでいたりしますが、さすがにそれだけでオリジナル注意表記していたら、本当に全部やらなきゃいけなくなるので、無視しています。「若い女」という意味の「娘」にも取れなくもないしね。
◇イズの魂
レイン「何かとんでもない美人が出てきた」
イズ「私にはお前が世界一可愛いで……」
非業の死を遂げたイズの魂は、ずっとレインの傍にありました。レインの冒険を常に見守り、彼女を守っていたりします。
血反吐を吐きながらネメアを追いかけ、エルファスに手を差し伸べようとする娘を、抱きしめることもできないイズ。
彼女の心情は、察するにあまりあります。
◇イズと弟
イズはエルファスのことも愛していました。もちろん、家族として。
彼女はエルファスがジェリオンを殺そうとしたことに気づいていません。というより、彼女はその可能性をわずかにでも考えてしまった自分を恥じて、その考えを締め出してしまいました。
私は幽霊がいたとして、そういう存在が過去も未来もすべて見通せるとは思わないので、レインを導いているこのイズも、エルファスの罪に気づいてはいないと思います。
イズとネメアは19年前に別れてから、本当に接触がなかったので、エリュマルクのいう姦通の罪はないのですが、その誤解の原因になったのはエルファスであるという捏造設定があります。
エルファスの徹底したタイミングの悪さは、運命が彼を『神』にするためにそういう方向に追い込んでいたという背景があります。
エルファスはレインと関わっていたどこかの時点で立ち直り、自分の罪を見つめながら贖罪していれば『神』にならずにすんだとは思いますが、何もかも遅すぎました。
少なくとも、この小説の中では、「たとえ、無限のソウルだったとしても、人の意志を変えることはできない」というスタンスで書いています。
エルファスが変えることができなかったのは、運命ではなく自分自身です。
◇幻の食卓
イズはアップルパイとかあんまり好きじゃない。というのも、ノトゥーンのリンゴ園が焼かれたときの匂いが、焼き林檎の匂いだったから。
そこから熱を通した果物が苦手になった模様。
バイアシオンに酢豚があったら、入ってるパイナップルをことごとく一緒に食ってるネメアの皿に移しちゃうタイプ。
そしてネメアは黙ってそれを食うタイプ。
そうしたらレインが、「ネメアさんパイナップルばっかり食ってるじゃないですか。比率おかしいですよ。もっと肉も食ってください」っつって、ネメアに肉を譲ってやるタイプ。
その横から「その男にそんな優しさは必要ない」っつって、エルファスが肉取っちゃうタイプ。(←でもエルファスはそんなに肉食べない)
イズ「もうっ。食べ物をそんな風に行ったり来たりさせるのはやめなさい」
ネメア「……お前がそれを言っちゃうのか?」
っていう賑やかな食卓を夢見ています。現実でランガスター家の食卓を見たかったよ……私の遺言これでいい。
◇林檎の木
原生種ではけっこう高く育つものもあるようです。栽培されているリンゴ農園とかの木は、収穫や摘果しやすいように品種改良されたり、そういう栽培方法で3mくらいになってるそうです。
まぁ、高くなるっていってもセコイアの木のようにでっかくはならないと思いますが。
セコイアはスギ科なので、割りとすらっとしていて簡単には登れなさそうですが、ここではでこぼこしてた木だったということで一つ。
◇林檎とイズ
作中でイズと林檎がセットで描かれているのは、私がイズの名の由来を勘違いしていたからです。
てっきり、北欧神話に出てくるイズンだと思ってました。違いましたね。「トリスタンとイゾルデ」のイゾルデ(イズ)のほうでした。お話自体も似てますしね。そう考えるとネメア→←イズ説も信憑性が……! 光明、あるで……っ(※ありません)
イズンは黄金の林檎を管理している美しい女神です。この黄金の林檎は不老不死のもとだと言われています。
金髪のイゾルデが元ネタだと考えると、金髪のほうがよかったかな、とも思いますが、ジルオーラーならイズ銀髪説をわかってくれると思います。
◇お父さん発狂の理由
ファーストキスがショックというより、望まない相手に無理やり押さえつけられて、結果、怖くて泣いて帰った、というのがお父さん的にはアウト。
レインのファーストキスの相手は、短編で野次を飛ばしていた男の子です。当然のことながら、ヴァシュタールのソウルリープで消滅しました。
レインは何かちょっと意識していたけど、その男の子が友達にレインとキスしちゃったぜって自慢しているのを聞いちゃって、何だ、ただの肝だめしか、とショックを受けてそのままでした。
照れ隠しやったんやで……。
次回、ようやくレインとネメアが再会します。娘愛しさに完全に牙を抜かれ、ただのでかいにゃんこと化したネメアさんをお楽しみください。