第87話 神の子 解説

レイン「ネメアさん戻ってくるんですか? じゃあ、もう英雄の代わりを務めなくてもいいんですか!? やったー!」
ネメア「必ず戻るとは言ったが、間に合うとは言ってない」
レイン「じゃあ死ぬしかないじゃないですかー! やだー!」

 ここで間に合わないのがネメアさんクォリティ。間に合っとけよ、そこは。

 
◇オリジナル注意
注意表記「やぁ、みんな、二話ぶりだな!」

 一応、私の中の基準として、これ以降レインの出生の秘密に関する内容に言及していたら、この注意書きをつけようかと思います。
 ……そんなこと言ってたら、もうほとんどそうなんじゃねぇかな……。

◇ジェリオンの父親
 エルファスはたぶんジェリオンの父親が誰なのか、レインを見て気づいたと思います。自分をさらいに来たネメアに対して、イズがさしたる抵抗も見せずに付いていったのにも、ようやく合点がいったのではないでしょうか。
 でも、あんまり考えないようにしてるというか、ジェリオンに関しては、あくまでも「イズの娘」だと考えるようにしているようです。相変わらずの自己欺瞞である。

 でも、ちょっとだけ視野が広がって、お姉ちゃんにも好きな人がおったんやな、と自分と切り離して考えられるようになったのかもしれません。

 まぁ、憎いか憎くないかといわれると、心底憎いんですけど。

エル「レインの手前言わないけど、正直、そのままくたばってて欲しい」
 でもくたばっちゃったら、イズと再会しちゃうね。行くも地獄、戻るも地獄やで。

◇運命の人
 レインとエルファスは、まぁ、いわゆる「運命の人」だったわけですが、運命にあらがって戦うことをテーマにしてるのに、恋愛に関しては運命を信じちゃうってダブルスタンダードはいかんざき、と思いました。

 だからこそ、二人は運命の人でなければ、お互い支えあって生きていけたのに、という不思議な間柄になってしまいました。

 好きな人には自分をよく見せたいし、そのせいで臆病になってしまうのは仕方のないことです。特に、お互いに信頼関係を築けていないうちは。
 いいか悪いかは別にして。

◇エスケープとテレポートについて
 風の術で帝都内を移動していますが、あれはエスケープです。ゲームとは違って、長距離移動はテレポート、短距離移動はエスケープ、ってことになりました。あ、しました。

 テレポートだと、よほど優秀な人でないと細かい座標が決められないってことにしよう。エスケープは短距離だけど、細かい座標が決められて、ピンポイントで目的地に着ける。
 仕組みとかはぜんぜん考えてないです。

◇坊ちゃん
 シャリの「坊ちゃん育ちは~」ってセリフいいですよね。お前、2歳じゃねぇか、ってツッコミたくなります。

 それにしても、シャリが動き出す段階で、エルファスは完全にハブられているところをみると、きっとエルファスがレインの側についたことはシャリはとっくにお見通しだったんでしょうね。

 ゲーム中では、最初からエルファスも同席してます。
 「(主人公のいる)世界は美しい」とまで言ってくれたのに、ちょっとイベント飛ばしたくらいで全部なかったことになって、世界に絶望してるエルファス、マジ坊ちゃん。

◇レオニック文書
 イズが燃やしたといっているワインレッド色の書物は、秘術書ではなくレオニック文書のことです。
 ソウルリープによって『神』を創りあげる術は、確かに施文院の秘術で、シャリはウソをついていました。

 施文院の秘術は、文書で伝えられるものではなく、ロマサガ2の伝承法のように直接継がれていくものだと思っています。四巫女も同じような感じ。
 次に誰が秘術を継ぐのかというのは、レオニック文書によって全部決められているので、大神官が後継者を指名しなくても勝手に伝承されていきます。
 作中ではレオニック文書の通りにことが進むのを嫌がったイズが、ソウルリープの秘術の記憶を封印した、ということになってます。それを知っている人がいないから、説明のしようがないけど。

◇バトルものの主人公
 バトルものの主人公で嫌われる三大要素といえば、「ガリヒョロ(痩せていてヒョロヒョロ)」「不殺」「何らかのすごい血統」がよく言われるところです。

「ガリヒョロ」→筋肉バッキバキ。むしろ体格がいい。
「不殺」→手加減できるならするけど、別にそれが信条というわけではない。
「何らかのすごい血統」→\(^p^)/

 血統だけはねぇ……どうにもこうにもいかんですねぇ。それがメインテーマみたいなもんなんで。
 ただ、レインは血統がすごいから強い、という風にならないように心がけました。

 最初から読んでもらえるとわかりますが、レインは徐々に強くなっているように書いています。最初は苦戦していたモンスターにも、苦戦しないようになったり、魔法の威力が上がってたり。
 あと、レインを強くしすぎないようにも心がけています。獅子帝訓練道場をやったり、レーグに負けたり、リューガの変でひどい負け方をしたり。レインは強いには強いけど、最強ではない、という書き方を心がけました。

 その結果、左腕が吹っ飛んで死にました。何てこった。

◇扱いのひどさに定評のあるレイン
 ゲロ吐いたり、よだれ垂らしたり、鼻血たらしたり、白目むいたり……ヒロインじゃないよ、この子は……。

 まぁ、女主人公でも戦闘シーンで容赦しない。やられるときはちゃんとやられる、って決めたので、こうなっちゃった。
 その割には18禁展開がなかったのはサイトの方針もあるし、真実を知ったネメアさんが闇に落ちちゃってにっちもさっちも行かなくなるって言う事情もあるし。
 その辺は守護霊として見守っているイズの魂が、何とか手助けしてたんじゃないですかね(適当)

 ところで、レインに失禁させるかどうかでものすごく悩んだことがある。第一章◆心の闇◆で汚泥の化け物に会ったときと闇の神器で魂引きずり出されたときの二回。
 これはアウトかなぁ……、と思っていたら、とあるドラマでヒロインの失禁シーンで問題が起こってて、アウトやったね、なしで行こう、ということになりました。
 レインちゃん、よかったね。