第69話 帝都住民、消滅す 解説

 エンシャントソウルリープのイベントが起きると、いよいよラストが近いなぁ、という気分になりますね!

 
◇馬移動
 アルノートゥンからアキュリュースを経由し、エンシャントに向かうまではゲーム中で14日かかります。
 作中では、馬で移動する場合、経過日数を約半分にしています。

 馬での行軍の場合、普通は徒歩移動の歩兵にあわせるので、それほど移動が早いわけではないと思います。が、今回の青竜軍西方遠征には、馬の面倒を見る歩兵をほとんど連れていなかったので、馬の足の速さにあわせている、ということにしています。

◇「皇帝陛下の命令はー?」「絶っ対!」
 王様ゲームか。

 絶対君主制のディンガルで、議会に何の権限があるんだって話になるんですが、一応、枢密院って軍部だし、クーデターを起こされたりするんじゃないかとか色々考えたりします。

 ディンガル帝国の皇位継承基準がよくわからないので何ともいえないのですが、クーデターを起こして帝位簒奪→「俺が皇帝だ!」って言い出すバカも多そうだなぁ、と思ったりします。
 いわゆる皇室典範みたいなものがあって、こういう立場の人を皇帝にすべき、って決まってるんだろうとは思うんですがね。というか、全員ENDの主人公の扱いのせいで、よくわからなくなってしまう……。

 実力でもぎ取っちゃったバロルやネメアの例があるから、勘違いしちゃうやつも出てくるんじゃないかなって。

◇避難誘導
 エンシャントの都市規模がよくわからないんですが、「大陸で最も栄えている都市」とエンサイにあるので、数万人の都市規模なんだろうとは思います。

 中世ヨーロッパの人口って、よくわからないんですが(そもそも戸籍なんかないし、人口調査なんかするわけないし)、ジルオールの設定と同じように1200年代のヨーロッパで考えると、「大都会」というとだいたい2万~3万人です。
 現代で考えると、「市」の条件もクリアできてないですね。

 大陸最大規模という補正をかけて、5万人ということにしておきましょう。

 しかし、5万人を半日で避難させるってのは難しいでしょう。ディンガル国民のほとんどが統一戦争経験者で、こういう非常事態になれていると仮定しても、夜が開けきらないうちから5万人を都市の外に非難させるというのは無理がある。
 まぁ、実際には半分程度しか脱出できませんでしたが。

◇ソウルリープ
 ゲーム中のソウルリープは術者が倒れれば魂はもとに戻るのですが、作中では二度と戻ってこない仕様になっています。

 どう足掻いても絶望。

 ジルオールの世界観だと、「死」と「消滅」があって、「消滅」というのはバイアシオン人にとってとてつもない侮辱というか、死体殴りみたいな意味を持っていると思います。
 バイアシオン人の死生観ですが、埋葬方法にエンサイと始原口伝での違いがあるのですが、天空神を最高神として崇めているバイアシオンでは始原口伝のほうが世界観にあっているので、こちらを採用します。二次創作のご都合主義万歳。

 死者の魂はノトゥーンの傍に昇るっていう死生観の中で、魂ごと「消滅」してしまって魂が天に還れないという状態は、「犬に食わせる」くらいのひどい状況なんだと思います。
 なお、闇に落ちたものも行き着く先はこの「消滅」です。

◇ソウルリープイベント
 本来なら、宰相と一緒に脱出するんですけど、ザギヴのイベントも一緒にやるので、先にソウルリープ→宰相とザギヴを助けに行く、という流れになりました。

 あと、宰相と合流した後だと、まずネメア失踪に関してレインが説明しなきゃいけないし、他にも説明しなきゃいけない人たちもいるので、後で一緒にやることにしたという理由もあります。

◇ザギヴのイベント
 無印版ではザギヴの東方視察のイベントがなく、ラストバトルで謁見の間のバトルに負けないとザギヴが仲間になってくれません。
 ラストバトルってリメイク版とかなり違ってて、謁見の間にザギヴとゾフォルとシャリがいるんですよね。(あと魔人のぽっと出感がすごい。ヴァシュタールとか、「誰だ、お前は」状態だった)

 作中で、ザギヴがすでに謁見の間にいるのは、この無印版の流れをちょっと意識しました。