第49話 剣聖 解説

 レインがしなやすの精神を身につけました。たぶん、これから漢鑑定とかしだす。WILD34以上は伊達じゃないぜ。

※漢鑑定(おとこ-かんてい)>鑑定しなければ効果がわからない装備品やアイテムを、実際自分が使ってみて判定すること。当然、呪われたり、毒になったり、麻痺になったり、色々起こるが「しなやす(死ななければ安い、の略。死ななければ重いダメージも軽いダメージも一緒という素晴らしい考え方)」の精神で切り抜ける。

 
◇ふざけています
 全体的にちょっとふざけすぎたかな、と思いますが、本来の私はこんな話ばかり書いていたい人だったりします。ケリュネイア誕生日小説みたいな、ちっちゃい子が頑張る話とかさ。でもお通夜みたいな話が8割という現実。
 理想と現実は違うのが常ですからね。しかたないね。

◇武器は装備しないと意味がないぞ
 そういえば、剣奴牢に入れられている時点で武器を手渡しているのはいかがなものか、と前話を上げた後に気づきました。

 ゲ、ゲーム本編準拠やから……(震え声)

 演出なんで。しかたないね。「小説」である以上、演出は必要(断言)

 演出といえば、レインがレーグのことを知らないのは演出ではありません。レインは「ボルダンのレーグがネメアたちとバロルを倒した」という一般的な知識はありますが、レーグがどういう容姿をしているのかは知りません。闘技場に来たことなかったし、今は地下の剣奴牢しか移動できないしね。
 当然、写真なんかないし、なぜか勇者パーティーではネメア以外の肖像画が残っているイメージがない。

◇レーグ戦
 レーグの花道演出はマオリ族のハカのイメージ。頑張って、頑張って、しーごと!

 第一稿の時点では、ここですでに装備を取り戻していたのですが、「絶望感が足りないんじゃないか?」というゾーマ様のような何かが囁きかけまして、初期装備縛りとなりました。

 戦ってる側にしてみたら、いい迷惑だと思います。
 ま、私は主人公が華麗に無双してるのより、泥臭く辛勝してるほうが好きなんで、しかたないね。勝ってないけど。

Q:試合が開始される前に魔法の詠唱に入っている。反則ではないか。
A:インビジだってメニュー画面で使えるでしょうが(逆ギレ)
 本当のところはハンデです。色々考えたけど、スキップとアルカホルないとレインが死ぬので。
 あと、レインはダブルスペルを使えない設定になっている(物攻一択キャラだし。そんな便利スキルを取ってるわけがない)ので、先手でスキップを打って回避しないとそのまま押し込まれるな、と思いました。
 何回脳内シミュレートしても、レーグの一打目を回避する→二打目を剣で受ける→三打目をライフで受ける→あ……っ(察し)、ってなるんですよね。槍だとリーチがある分、まだ望みがあったんですがね。

 思った以上に魔法頼りの戦闘になってしまいました。シャイニングレオらしくないなー。
 レーグはリーチもあるし、本編中でレインが思っているように、めっちゃ速く剣を振ってくるイメージなので、片手剣の間合いに飛び込むのは怖そうだと。遠距離から魔法を引き打ちするという魔法使いのような戦闘になってしまいました。
 やっぱり魔法って便利ですね。
 水の禁呪を撃ち込む前に、鍔迫り合いさせたかったけど、どうあがいてもレーグのダブルブレードには勝てなかったので、ああいうことになりました。

◇レインとレーグの勝負
 何か引き分けっぽく書かれていますが、実質的にはレインの負けです。
 レインはレーグに腹を切られた後、どう足掻いてももう立てない状態(ゲームの表現で言うところの戦闘不能)でしたが、レーグは頑張れば立てる状態でした。
 闘技場はあくまで娯楽として戦闘を提供しているので、試合終了と同時に救護の人間が入りましたが、戦場で一騎打ちしたら、死んでいたのはレインのほうでしょう。

 ガチの強さだとレーグ>レインですね。

 魔法で何でも治るんなら、絶望感が足りない……げふんげふん、もう魔法でいいじゃんってなるので、魔法にもある程度の制約を設けています。
 スキップやアルカホルの肉体強化系は体に負荷がかかります。治癒魔法はかけられるほうにも体力や精霊力を求め、かけすぎるとやっぱり負荷になります。
 何が言いたいかというと、体力にガン振りしてなかったら死んでたってことです。

レイン「やっぱりINTなんかいらんかったんや! 時代はVITや!」

 ……INTを上げて常に強力な魔法を引き打ちで連発してたらもっと善戦できてたんですが、それは……。

◇詐欺師の本領発揮
 ツェラシェルは始末されかけたレインの荷物を保護してあげてました。いやぁ、捕まった時点で「あっ、闇の神器も取り上げられちゃってんじゃないの。どぉすんの、これぇ?」ってなりまして、ツェラシェルに保護してもらいました。

 なお、ツェラシェルは「ナイトメアの雫の前金(後金はレインの荷物)+ロティ殺しのレインのアリバイを探すクリュセイスの依頼+闘技場でレインに賭けて勝った金+荷物の保護代としてレインからせしめた金」という空前絶後のウハウハ状態にあったりする。
 汚いな、さすが詐欺師きたない。

ツェラ「汚いはほめ言葉だ!」

◇呪われています
 レーグの言う『美しさ』は、彼の中で『強い=美しい』なので特に他意はありません。レーグの中では、すべての美徳は『強さ』の中に内包されているのではないかな。

 後にネメアさんは「お前……何という面倒くさいことをしてくれたのだ」って、思ったとか何とか。これが無印版で恐れられたレーグの呪いである。(※違います)
 ここの獅子どもは別に好きで強いわけではないから、レーグと戦うと疲れるんだろう。

 ところで、無印版で私が最初に見たエンディングがレーグでした。思いっきり呪いにかかってた次第で……。
 ただパーティーに加えていただけだったので、「あれ? 何でレーグ?」と頭の中疑問符でいっぱいでした。まだエンディングの条件とかさっぱりわかってなかったので。
 レーグを外した後はレルラ=ロントンかデルガドだった気がする。この話の中ではあんまり登場してないけど、デルガド好きなんやで。

◇迷子反省中……
 このイベント、整合性を持たせるのが超難しい。
 いや、というか、色々迷子状態になってここの話が妙に長くなってしまった。会話が異様に多いし……反省中。

 あと、クリュセイスのキャラ難しいです。完全に行方不明になってしまった。
 ゲームでは3回くらい剣奴として戦うと、クリュセイスが考えを改めてくれるんですが、父親の仇(仮)をそうあっさり信じちゃっていいのかい……、と思う。
 いや、それがクリュセイスの世間知らずさなんだろうけど、闘技場で戦う姿だけで決めていいのか、と。ロティ涙目。

 クリュセイスも何らかの疑いはあったのかな。