第20話 初陣 解説

 カンナエの戦い。
 第二次ポエニ戦争で起こった戦い。カルタゴのハンニバルが騎兵の機動力を生かして、ローマ軍をフルボッコにした。カンネー殲滅戦とも。

◇仲間たち参戦
 まぁ、傭兵なんて一番死にやすいところに配置されるから、普通はふるいになんてかけませんわな。
 後払いだったら、戦場で死んだら払わなくていいわけですし。

 このままレインとアンギルダンだけではちょっと寂しいので、レルラとユーリスに参戦してもらいました。
 何でこの二人かっていうと、

ヴァン、ナッジ、エステル→前に参戦しないと明示
セラ→性格的に来ないだろう
フェティ、デルガド→種族的に人の戦に関わらない
ルルアンタ→何となく参戦させたくない

 で、レルラとユーリスになりました。
 フェティは性格的にも「あたくしは下等生物の野蛮な戦にはかかわらないのよ」と言いそうですが、デルガドの場合は「ドワーフは人の戦にかかわってはならない」という種族的な取り決めがあると勝手に思っています。ドルドラムはネメアの個人的なパーティーメンバーとして、闇の神器探索に携わっているだけなのでノーカン。

 ところで余談ですが、この小説では転送機が存在していません(存在理由が説明できなかったため)。よって、仲間たちは勝手にやってきたり、レインと連絡を取り合って落ち合ったりします。
 PSP版では通信機(携帯機?)なるものがあって、それでどこからでも仲間を呼び出せるそうですね。でもそれを小説で表現するのって、相当難しい気がします。私には表現できそうにないです。
 PSP版準拠で書く人は大変だなぁ(他人ごと)、と思う今日この頃。

<追記>うーん、やっぱり通信機は小説だと便利過ぎるので、私には使いこなせそうにありません。
 でも、時間を置かずに連絡が取れるっていうのは、やっぱり便利ですよね。後々出てきますが、この話には「たまたま、偶然、キャラと出会いました」とかも多いし、一長一短だと思います。

◇ディンガル・ロストール紛争
 ディンガル・ロストール紛争の説明は完全な妄想です。
 バロルは侵略戦争のための軍備強化として、国民(市民農民にかかわらず)に重税を課していました。また、厳しい監視体制を敷き、軍が増長していました。
 それに国民が反発し、各地で反乱が起こります。それに乗じて、ロストールとロセンが結託して帝国に攻め込んだ、とこういうわけです。

フェロヒア「乗るしかない、このビックウェーブに!」
前エリエナイ公「乗りましょう、乗りましょう。わっしょい! わっしょい!」
ヘロベ「来てる。確実に、風が俺たちに吹いてる!」
バロル「いらっしゃいませ。死ね」
ロストール・ロセン「Oh……」
帝国民「あ、これ、アカンやつや!」

 何か、こんな流れでした。

◇バイアシオンの馬
 小説内で「軍馬」と呼ばれているのは、ムービーで出てくる恐竜みたいなやつです。
 バイアシオンに現実でいう「馬」が存在するのかも怪しいですが、一応、小説内では存在しています。
 一般で広く使われるのが馬。車を引かせたり、農耕に使ったりするのも、馬。
 騎士が騎乗して、軍用にならされるのが軍馬で、あのでかいトカゲ。力が強いから、アンギルダンくらい重量級の騎士が騎乗しても疲れにくく、馬より食費もかからないという設定になっています。

 本当は肉食で、「戦場では餌にこと欠かない」みたいな話を書いていましたが、そこまでグロくしなくてもいいんじゃねぇか、と自分の中でストップがかかりました。なので、草食性でおとなしく、扱いやすいということになっています。

◇レインの階級
 戦争に突入して思ったんだけど、レインの階級ってどうなってるんだろう。一応、レインは傭兵のまま仕官してることになってるんだけど、待遇としては将校扱いになってるし、客員みたいな感じなのかね。名誉大佐なんて称号もある(カーネル・サンダースが持ってる)けど、あれには軍事上の指揮権なんかないしなぁ。
 ……自分で設定してて、無理あるな、と思う今日この頃。

 そもそも、「副将」って役職であって階級ではないよね。将官なんだろうか。
 ゲーム内では主人公に専用の天幕が与えられていて、黒鎧騎士以下の部下もいるみたいだし、傭兵部隊の指揮権も与えられているっぽい。何にも命令を与えられないけど。
 部隊の規模がわからないけど、大将と離れたところで作戦指揮を取ってるように見える。それなりの指揮権があるってことは佐官相当の権限はあるってことなのかね。軍事に詳しくないからよくわからない。

 「副将」は大将補佐官の俗称で、佐官以上から一人、ないしは二人を選抜する、とかそういうことにしようかな。
 なので、レインは佐官。よそから迎えているってことを考慮して、少佐くらい? もうこの辺は私の無知で全然、リアリティがないと思う。ごめんなさい。

◇第一次ロストール戦
 本当は細かくちまちまちまちま書いてましたが、ここでこんなに時間を取ってたら、ラストバトルを書くのにどれだけの時間がかかるんだ、という危機感を覚えたので、あっさり書かざるを得ませんでした。私も書いてて楽しくないしね、しかたないね。

 最前線に女がいる、というのはやっぱり異常なことなんですけど、もとがゲームだからね。しかたないね。主人公が後方支援で事務方やってても(この話の中では)面白くないですしね。
 ムービーを見てもエンサイの口絵を見ても、鞍や鐙は発明されているので、乗馬は(それらの馬具がないよりは)簡単でしょう。ただ、やっぱり、女主人公のミニスカートで乗馬は厳しいでしょう。この場面では一応、ホットパンツみたいなのをはいていますが、太もも痛かろうと。
 これ以降、レインはあの緑色のワンピースの下に、乗馬用のズボンをはくようになります。内ももの部分が二重になっている厚めのタイツみたいな、レギンスみたいな、そういう感じのやつです。

 ユーリスの魔法は博打みたいな効果があることになっています。レベル以上の威力が出ることもあれば、マッチくらいの威力しか出ないこともあります。あと、どこに飛んでいくかわからないという怖さもあります。
 同士討ちの処罰は一応、決まっていますが、あまり厳しく取り締まりすぎると誰も戦いたがらなくなってしまうので、個人を罰することはあまりありません。度が過ぎると罰を受けるでしょうが。
 よって、ユーリスは今回不問だったのではないでしょうかね。

◇追加分の話<追記>
 この話は結構加筆が多いです。一番大きな加筆場所は、タルテュバが出ていることでしょうか。

 前はタルテュバのシーンはなかったのですが、後々にここでタルテュバがレインの部隊と衝突していたという描写が出てくるので、加筆しました。

 まぁ、レインは相手がタルテュバとか知らないし、よしんば気づいたとしても忘れるんですけど。