短編 走れ、走れ 解説

 獅子帝訓練道場再び。これを書いた頃にはレインに甘くなってしまったネメアばかり書いていたので、新鮮な気持ちで書いたのを記憶しています。
 千尋の谷に蹴り落としてるところですね、これ。

 
◇ネメアのスキル
 PSP版でネメアさんが習得しているスキルがかなり増えてて、びっくりしました。すごく勇者っぽい。ホーリーハートも取ってたね。
 で、エンチャント取ってたはずなのに取ってなくて、公式からもいらない子扱いされてるみたいで、エンチャントかわいそす……。

 拍手に置いておいた掌編の中で、ネメアがホーリーハートをレインに教授する話があったんですけど、ゲーム中でネメアが取っていなかったはずのスキルを体得していたのは、すべてレインのために彼が覚えました。
 ホーリーハートを教えたのは、闇に落ちた自分を殺す用です。

 レインも後にキュアくらいは使えるようになるけど、やっぱり苦手なので、ネメアさんが魔法を担当したほうがいいものと思われる。

◇孝行娘
ケリュ「あんた、そんなことばっかりされて、よくひねくれなかったわね」
レイン「だって、私のために、わざわざヒーラースペル取得してくれたんでしょ? いい人だなー、と思ってた」

 何て、ええ子や……。

レイン「ポジティヴに考えないと、やってられない時期だった」

 そうでもなかった。

◇レインの体質
 レインが魔法がとにかく苦手なのは、INTが低いせいもあるんですけど、赤ん坊の頃に強烈な魔法を大量に浴びてしまったために、精霊力レベルが上がりにくい、という自分設定のためです。
 魔法を万能にしてしまうと、緊張感がなくなってしまうので、こういう特殊な設定が出来上がりました。

 もし、『ジェリオン暗殺未遂事件』が起こらずに実母の下で育っていたら、魔法も物理も完璧な「ぼくのかんがえたさいきょうのせんし」が誕生していた可能性があります。
 ……でも、お父さんとは和解できそうにないなぁ。貴種流離譚のテンプレどおり、父殺しに至っていたかもしれませんね。