短編 君ありて幸福 解説

◇テレポート
 何でや。何で仲間になったのに長距離テレポートが使えんのや。
 ボスキャラが仲間になった途端、弱体化のあおりを食うみたいなことなの? 何でや!

 というわけで、一応使えるんだけど、レインにあわせて徒歩移動していることになっています。長距離歩くのとテレポート使うのと、どっちが疲れるんだろう。
 たぶん、エルファスはレインに「テレポート使って」と言われると、普通に使うと思うんですけど。言わないから使わないみたいな。

 転送器と同じで、テレポートが可能になると「もうそれで旅すりゃいいじゃん」と思っちゃうんで、ここらへんの言い訳を考えるのに苦心しています。
 余談ですが、PSP版だと通信機があるので、「オルファウスさん、終わりました」「はいはーい」みたいに、猫屋敷を起点にして転送器で移動が可能になると思うんですよね。どうすんだよ。

◇エルファスの知識
 学校の勉強はすごくできるけど、世の中のことはあんまり知らない、みたいな。

 エルファスってどうやって生きてきたんだろう。もうまったく想像がつかない。托鉢、みたいな? 貢物(お供え物?)とかで生きてきたんだろうか。それとも、告死天使が身の回りの世話をしてたんだろうか。
 信者の中にタニマチさん的な人がいて、そういう人が世話してたりするんだろうか。何か見返りに体を要求されてそうで怖いよ、エルファス!(ゲスの発想)

 素泊まり宿に関しては、あるとは思いますが、別に他の話に出す予定はありません。
 ところで、お父さん。こいつらナチュラルに一部屋取ってますよ。

◇レインとエルファス
 エルファスはレインが死ぬと確実に神化して全部吹っ飛ばすと思うね。

 私の書くエルファスはヤンデレじゃないけど、割りと世界はどうでもよくて主人公(レイン)がいればそれでいいって感じなんですよね。レインが困るし嫌がるから「じゃあ、世界も守った方がいいね」っていうだけで、レインが何も言わないならシャリとかゾフォルの爺さん放っておくくらいのスタンスで生きています。
 エルファスは世界が美しいと思っているのではなく、レインがいるから世界には価値があると思っていて、結局根っこのところがイズに執着していたころとあんまり変わっていません。レインもそれを分かっていて、もう一歩踏み出してほしいと思っています。
 一応、エルファスはレインにイズを求めてるわけではないんですよ。それがエルファスの一歩目です。

 そういえば、レインは無限のソウルを持ってないことになってるので、エルファスは無限のソウルに惹かれてるわけではないんですよね。そもそも、この二人、ネメアとイズの関係ありきの関係なので、レインが無限のソウルを持ってようがいまいが、レインでないとダメなんです。

 ……何でこんな設定にしたの……(今更感)

◇レインの3分クッキング
 レインの料理の腕は普通です。特別上手なわけでもないし、飯マズってわけでもないです。普通のお母さんくらいの料理の腕です。
 アスティア母ちゃんは料理研究家って名乗って本出せるレベル。

 そば粉のガレットは「バイアシオンの朝食では普通」と書きましたが、欧州の朝食ってもっと簡素なんですよね。世界一の朝食と呼ばれたイギリスの朝食は品数が多いのですが、大陸の方になるとコーヒーとビスケット(または甘いクリームやジャムをつけたパン)とかで、日本人から見ると褒められた食事内容ではありません。もっと野菜とか食べろ。
 個人的には、日本の旅館とかで出てくるスタンダードな朝食(ご飯、味噌汁、焼魚、お新香など)が、一番栄養的に優れてるんじゃなかろうか、と思ってしまうのは私が日本人だからでしょう。具だくさんの味噌汁おいしいよね。

 朝食からバター使い過ぎやろ、と日本人の感覚からするとヤバいって思っちゃうんですが、に、日本じゃないし……。こういう世界観で調理油ってどうなってるんだろう。オリーブオイルとかはありそうだけど。

◇人はパンのみで生きるにあらず
 食事とかにこだわりなさそうだけど、好き嫌いは多そう。というか、食べたことがないものが多そうです。
 エルファスは死ぬために生きていたところがあるので、食事は最期の瞬間まで自分の命をつなぐための手段であって、楽しみとかこだわりとかそんなものは一切なかったんだろうと思います。
 なので、食べるものもそれこそパンとお茶のみとか、そんな栄養もクソもない食事しか取ってなかったんじゃないかと。

 これからのエルファスは、相変わらず食事にこだわりがなくて、食事を残してしまうことも多いんですが、レインが作ったご飯だけはちゃんと一人前食べるようになるといいです。かわいい。
 あ、エルファスが残したご飯はレインが食ってます。

◇エルファスの憂鬱
 PSP版のエルファスのセリフとかイベントとか、まだちゃんと全部見れてないんですが、何ていうか「いきなり普通の子になりすぎてないか?」ってちょっと感じたんですよね。
 いや、明るくなるのはいいことだし、それだけ主人公の影響力がデカいってことなんでしょうけど。

 でも、世界滅亡を望む(しかも、「明日テストだから世界が滅べばいいのに」とかそんなレベルじゃない)まで精神病んでた子が、いきなり普通レベルまで行っちゃうと無理をしてるんじゃなかろうか、とおばちゃんは心配してしまいます。
 0のやつが+10になるには10歩でいいけど、-10のやつは20歩必要なんです。20歩って結構遠いで。

 だから、「自分は普通の幸せを望んでいいんだろうか」「この子と歩んでいっていいんだろうか」と悩みながら、レインに手を引かれて、ときには彼女を後ろから支えながら、一歩一歩闇の底から浮上していけばいいと思います。

 なので、やっぱりリハビリですね、この話は。ゆっくりでええんやで。

◇美女の謎
レイン「そういえば、お姉さんは? ご飯作ってくれなかったの?」
エル「……姉さんは、料理してるの見たことなかったな」

 イズが料理できるかできないかはあんまり決めてません。一応、ノトゥーン信者の娘さんたちと共同生活を送っていたので、一通り家事ができてもいいし、一切何もできない人でもいいです。
 後者だとネメアさんの胃が死ぬ可能性がありましたね。セーフだ!
 あ、でも働き者の手をしていた設定になっちゃったので、水仕事はしてたのかな。

 エルファスが物心ついたときには、イズは大神官になっていたので、家事をしている姿を見たことがなかったんじゃないかと。

◇この後
 エルファスはレインが調理する過程を見て、「あ、これはちょっと自分には無理だな」と感じて、「せめてお茶くらいは僕がいれる」ってなって、レインからお茶の入れ方を教えてもらってると可愛いなと思います。
 そのうち茶葉とかに凝りだすんだぜ。

レイン「何か安いやつでいいわ」
エル「ええー、それおいしくなかったじゃん! やめてよ!」

 ぐらいになるといいなーって……。
 レインとそれ以外で世界を見るんじゃなくて、グラデーションのように好きなもの嫌いなもの、色んなものでこの世は成り立ってると少しずつ理解して、納得したころにはレインと夫婦になってるといいなぁと思います。

 まぁ、本編では完っ全に死んだんですけど(台無し)