短編 剣狼の憂うつ 解説

 ゼネテスニキとの出会い編。

 
◇あらすじ
 ゼネテスがレインをナンパするものの、すんでのところで命拾いする話。

ネメア「……なるほど」
ゼネ「/(^o^)\」
エル「安心しろ。死んでから魂を苦しめる方法ならいくつか知ってる」
ゼネ「\(^p^)/」

 こうなるところだった。惜しい兄貴を亡くすところだった。
 娼婦のおねぇさんに足向けて寝れません。

◇ウルカーン湯煙温泉紀行
 ウルカーンに温泉が湧いてて、バイアシオン人は温泉を楽しむ文化があるっていう公式の設定、素晴らしくないですか?
 温泉イベントが没っちゃったのは悲しいけど、こういう大衆文化みたいなものが設定されてるのは(妄想するのが楽しい身としては)嬉しいなと感じます。

 有名なカラカラ浴場とかでもご存知の通り、欧州でも入浴文化はありました。ただ、その……浴場で欲情しちゃってアレやソレやなナニで致した結果、病気が流行り、「入浴は不潔だ!」という結論になって大衆浴場は禁止になってたところが多いみたいですね。
 個人での入浴はどうなんですかね。軽くググってみたら、昔のキリスト教の考えでは「入浴は退廃的でダメ。身ぎれいな聖人なんてクソ」みたいに思われてたみたいで、入浴そのものが贅沢な行為であんまりやっちゃいけないことだった(時代にもよるけど)みたいです。
 でも中央アジア(?)から、入浴の文化が一時はやったこともあるみたいです。それでもやっぱり、浴場で欲情しちゃう連中が多かったので禁止されちゃったみたいですけど。
 欧州で「入浴って健康にいいんじゃね?(清潔さ的な意味で)」ってなったのは、イギリスが産業革命でシャワーを発明してからが本番のようです。

◇ゼネテスさんの登場
 ティラの娘退治でゼネテスが登場することがあるんですが、セラのイベントを進めているときだと「お前じゃない」感がすさまじいですよね。せっかく来てくれたのに、断るのがちょっと申し訳ないです。
 ゼネテスと面識がない段階でも来てくれて、「おっす、俺、ゼネテス! 通りすがりの冒険者さ! あんた、同業者かい?」と気軽に話しかけてくれます。まぁ、断っちゃうんですけど。

 でも、何でゼネテスが来てくれるんでしょうね。彼も独自に闇の勢力の台頭を感じていて、色々動いてるんでしょうか。

◇レイン15歳
 久しぶりに弱いころのレインを書く機会がやってきました。何というか、旅立ち前後のレインはできることが少ないというのもあるのですが、それ以上に性格が全然違うのでセリフとかにとても気を使います。
 本編ではレインからの視点がほとんどだったため、あまりわからなかったと思いますがレインは結構テンポがズレているところがあって、仲間内では「しっかりしてそうでたまに天然が垣間見える」と思われています。もちろん、親父のせいです。
 獅子の一族はだいたい天然だと思っていますが、バルザー>ネメア>レインの順でまともなので、レインはツッコミに見えます。

 15歳のレインは「~だわ」に代表される女言葉は少なくし、「~だよ」という子供っぽい言葉遣いにするように気を使っていました。ルルアンタの口調が近いですね。
 あと、性格的に年上の男性相手にいきなりタメ語は使いそうにないので、タメ語と敬語が混じるような口調になっています。

 レインが本編の性格に近づくには、もうちょっと時間がかかるみたいですね。

 あと、相変わらず自分で設定を考えたキャラクターの容姿をほめるのは照れくさいです。一応、遺伝的に考えて美人描写をしてもおかしくないんですが……。
 それから、個人的に「筋肉がついててちょっとむっちりした子」が好きなので、スレンダー時代のレインをほめるのに苦心しました。
 レインはお父さんに似て、ちょっと老け顔……ゲフンゲフン、大人っぽい顔立ちなので、このころのゼネテスは彼女がとっくに成人していると思っています。言動がちょっと幼いので、「20歳よりちょっと下くらいかな? でも、まぁ……そうなったとしても合法だろう」程度にしか考えていません。

レイン「15歳だったよ」
ゼネ「おまっ、嘘だろ! 最近の子は発育すげぇな! 乳はあれだが、いいケツしてると思ってたのに!」
レイン「お父さーん!」

 なお、私が本編更新中からレインのケツをイチ押ししてたのは、お父さんがいいケツしてるからです。遺伝です。

◇鳳凰
 鳳凰みたいな神獣(?)は何も食べないとは思うのですが、調べてみると「鵷鶵(えんすう)」という鳳凰の一種は、竹の実を食べるそうです。
 竹がバイアシオンにあるかなぁ……ヨーロッパには無いようだけど。

 フェニックスが何を食べているのかはよくわかりませんでした。

 ちなみに、討伐後にレインがギルドに持っていったティラの娘の残骸ですが、「高値で買ってくれる羽振りのいい人」というのはサイフォスのことです。
 さぼってんじゃねぇぞ! サイフォス!

◇ハイグライドとスナイプレンジ
 ハイグライドは有無によって結構変わるんですが、スナイプレンジが何の役に立ってるのか、私はよく理解していません。何の役に立ってるんだろう……。相手が浮いてるかどうかを戦闘で気にしたことがないんですが、何か変わるんですかね?

 というわけで、具体的にどういったスキルなのかは、若干ぼかして書いています。
 ハイグライドはゼネテスがやったみたいな、こちらに近づいてきた飛行タイプのモンスターに合わせて攻撃する技術。スナイプレンジはわかりにくいですが、相手との間合いを正確に測る技術、ということになっています。
 どちらも地味なスキルですね。書きにくいったらありゃしない。

 そうそう、この戦闘シーンは久しぶり戦闘を書いたこともあって、何かちょっと動きが小さくなってしまって不満が残る出来になってしまいました。
 「あ、こうすればよかった!」というのを、今日の朝思いついたので、もう変更が効かなくてですね……。
 書き直しはしませんが、いつかどこかでこの案を使いたいですね。でもその頃にはたぶん忘れてるんだ、チクショー!

◇ゼネテス兄貴のナンパ術
 すっごい苦心しました。恥ずかしながらイケメンに情熱的に口説かれたことがないので、どうやって口説けばいいかわかりません。
 私の中のゼネテスはラテン系なので、ラテン系の口説き方を一生懸命調べましたが、「とりあえず女性をほめてほめて褒め倒す」ということくらいしかわかりませんでした。
 褒めた後にどうやってベッドまで持ち込むんだろう……どうしたらいいんだ。やっぱり、酔わせてベッドまで送っていくのかな……ごめん、こんな一昔前のナンパ方法しか思いつかない。

 ちなみに、私が今までで聞いた(経験した、ではない)中で一番最低だと思ったナンパは、「君、かわいいね。ちょっとそこにトイレがあるんだけど、どう?」です。「どう?」じゃねぇよ!wwwww

 ゼネテスはレインみたいな本気になりそうな子には手出ししそうにないと思うんですけど……。ハンナちゃんにも結婚の約束してるみたいだし、まぁ、うん……レ、レインが美人だったし(震え声)
 でも軽口とはいえ、ハンナちゃんの初恋(たぶん)をかっさらっちゃうのは卑怯だよ! 自分だって初恋(たぶん)こじらせてるくせにさ! 
 ハンナちゃんが15、16くらいになってゼネテスに本気で恋しちゃったら、あなた逃げるんでしょう! 卑怯よ!(迫真)

 すいません、ちょっと興奮しました。ハンナちゃんとゼネテスみたいな関係、大好物です。

◇ゼネテスが命拾いした後
ゼネ「商売のお姉ちゃんが話しかけてくれなかったら即死だった」

 せやな。
 私、ゼネテスは各町になじみのお姉ちゃんが、最低でもひとりはいると思っているので、どこの町で出会っても結果はだいたい一緒だったと思います。
 ウルカーンのお姉ちゃんがわざとゼネテスに話しかけたかどうかは……あんまり考えてません。 

 レインが「美人」と言われて挙動不審になっているのは、今まで小さな森の奥の村で暮らしていたせいで、ゼネテスのようなイケてるメンズに容姿をほめられたことがなかったからです。
 同い年くらいの男の子たちはいたけど、まだ好きな子に率直に好きだと言えない子が多かったようです。

 この後、レインは色々あって男言葉を使うようになっていき、特に男性に対してあまり心を開かなくなっていきます。色々っていうのは別に大したことがあったわけではなくて、若い娘さんだからとセクハラされたり、料金を踏み倒されそうになったり……という嫌な世間の荒波みたいなやつです。世界で最も無駄なもののひとつですね。
 それで、何か慣れちゃってゼネテスの軽口も相手にしなくなっちゃったんです。「この人は誰にでも言う人なんだろうな。慣れてるし」みたいな? 人を見る目が育ったと言えばそうなんですが。

 逆に、自分をそういう目で見ない人(仲間たちの大半)に対しては、初対面から割とフレンドリーに接していたようですね。